こんにちは ふじやん です。

台風3号は伊豆半島沖を未明に通過し目覚めた時には朝日が射していて特に被害もありませんでした。今日はそこそこ発電が期待できそうです。(^^♪

さて、太陽光発電のFIT「固定価格買取制度」は産業用(10kw~500kw未満)の買取価格が14円/kwh迄下がり、さらにその後の新規については終焉を迎えそうな状況です(但し既に認定済の案件は所定期間10年or20年の買取を受けられます)。

◆FIT買取価格の推移
20190628fit-kakaku2
注:10kw未満の住宅用は2009年~2010年は余剰電力買取制度として48円/kwh、2011年から42円/kwhに買取価格が変更され、その後FIT「固定価格買取制度」に移行しています。

そうすると今後はFITに頼らず(非FIT)、電力の市場価格(注)で太陽光発電をやっていけるかどうか(=採算があうか)が太陽光発電の再生可能エネルギーを更に増やすためのポイントになります。

注:電力会社間では既に電力の取引市場JEPXがあり需要と供給に応じて価格が変動しています。

また、固定買取期間が終了した後の電力買取は卒FIT対応と言われ、電力大手各社も順次卒FITの電力買取価格を公表しています。これらの買取価格は今後の非FIT電力買取のベースになってくると考えられます。

そして昨日6/27、東京電力も卒FITの買取価格を公表しましたので卒FIT買取価格ランキング表に追記しました。買取価格は8.5円/kwh(税込)でした。ほぼ想定通りです。

◆卒FIT買取価格ランキング

順位
サービス名
買取会社
買取価格(税込)
kwh
対象地域備考・付帯条件など
1
ならコープでんき
(CWS)
12円
~10円
奈良県内の家庭
ならコープ組合員=10円
CWS契約者=11円
CWS契約者かつ再エネ共同基金の参加者=11円
2
スマートテック
10円
東北、関東、中部、近畿、
中国、九州エリア
(離島を除く)
2年経過後は1年毎の自動更新
2
JXTGエネルギー
10円
中部、北陸、関西、
中国、四国
2019/11~2021/3末までの
買取単価、 それ以降は改めて決定
2
宮崎電力
10円
 
買電も宮崎電力へ要切替え
5
東北電力
9円
青森、岩手、秋田、
宮城、山形、福島
東北電力「よりそう、でんき」加入
の関東1都6県と山梨・静岡の一部も 対象。
6
東京電力
8.5円
栃木県、群馬県、茨城県、
埼玉県、千葉県、
東京都(島嶼地域を除く)、
神奈川県、山梨県および
静岡県(富士川以東)
蓄電池を設置していない家庭の余剰電力を預かり別の時間帯に使用したとみなす「電気のお預かりプラン(仮称)」の提供も予定
6
昭和シェル
8.5円
北海道/東北/北陸/東京/中部/
関西/中国/四国エリア
(離島を除く)
昭和シェルの電気供給とセット
8
シェアーでんき
8円
東北、関東、中部、近畿
中国、九州エリア
(離島を除く)
各サービスエリアで1000棟先着順
2年経過後は1年毎の自動更新
8
関西電力
8円
滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、
和歌山県、兵庫県(一部を除く)、
福井県の一部、岐阜県の一部、
三重県の一部
1年毎の自動更新
8
北陸電力
8円
 
他の買取プランあり
8
中部電力
8円~
7円
 
プレミアムプランは余剰電力を8円/kwhで買取、翌月の
電気料金から差し引く。但し
シンプルプランは7円/kwh、
Amazonギフト券プランは8.1円/kwh。
12
昭和シェル
7.5円
九州エリア(沖縄、離島を除く)
昭和シェルの電気供給とセット
13
中国電力
7.15円
鳥取県、島根県、岡山県、広島県、
山口県、兵庫県の一部、
香川県の一部、愛媛県の一部
 
14
四国電力
7円
 
ためとくサービスあり
14
九州電力
7円
 
 
更新履歴
(5/27)昨日の記事に JXTGエネルギー の買取価格が未記載でしたので追記しました。
(6/10)東北電力 と 九州電力 の買取価格を追記しました。
(6/17)宮崎電力 を追記しました。
(6/28)東京電力 と ならコープでんき を追記しました。

上記以外に、セキスイハイムオーナーで蓄電池を付けている方は12円、積水ハウスオーナーの方は11円で売電できます。
20190526kaitorikakaku2
奈良県限定のならコープでんきを除くと、現時点では、10円/kwh(税込)がFITに頼らない太陽光発電のターゲット価格と考えられます。

低圧発電所(パワコン50kw未満)の年間発電量はパネルが90kw程度の場合は約10万kwhになりますので、10円だと年間100万円の売電額です。土地代、発電設備、連携費用(FITによらない場合どうなるか不明です/注)の合計を1,000万円程度に抑えることができると表面利回り10%での投資価値が見えてきます。

注:関西電力のHPには非FITの連携申し込みのページがあります。こちらです。

仮に連携費用を100万円、土地代を200万円とするとパネル90kwの発電設備を700万円に抑えれば良いことになります。現状よりも発電設備のコスト低減が必要で(注)、かつ、安価な土地代など条件が絞られるものの可能そうに思えますね。

注:現時点では90kwの発電設備に最低でも1,000万円程度は必要です。

もう少し先の話しですが状況を注視したいと思います。


それでは、6/27の発電量です。(各発電所の仕様はこちらです)

5基合計の発電量は1,385kwh(日想定差-25kwh)で、1kw・日当たりの発電量は3.52kwhのままでした。
20190627pv
月間発電量は37,460kwhで想定発電量との差異は-599kwhから-624kwhに拡大しました。台風3号は去りましたが、明日からまた雨が続く予報です。(^_^;)
20190627pvm


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